妊娠・授乳期用キャットフード

愛猫が妊娠中であったり授乳期である時は、普通の成猫よりも手厚くしっかりと面倒を見てあげる必要があります。
とりわけ食生活の配慮は重要度が上がり、手を抜いてはいけないものです。
今回は、妊娠・授乳期の猫のために作られたキャットフードについてご紹介します。

妊娠中の猫向けのキャットフードの特徴として、「この物質があるからこんな効果がある!」などといった、療養食特有の独自の物質があまり含まれていない点があります。
膀胱炎の療養食でいえば、症状を防ぐ「オメガ3脂肪酸」がそれにあたります。
なぜ妊娠中の猫用のキャットフードには独自の物質があまり含まれていないかというと、「栄養バランスこそが大切」だからです。

そもそも妊娠は病気ではないため、病気の症状を抑えたり改善する療養食とは位置が違い、妊娠中の猫用のものは健康食品に近いといえます。
つまり、「何かを改善する」よりも「健康を維持する」のが目的となります。
なので、妊娠中の猫用のキャットフードは栄養素のバランスやカロリーをしっかりと考慮して、アレルギー反応や肥満、その他の病気へのリスクをできる限り抑えるように作られています。

ただ、妊娠中は妊娠していない時よりもカロリーが2割ほど多く必要となるため、少しカロリーが高めなものもあります。
元々食欲が旺盛である場合は、あえてカロリーが高いものを選ぶとかえって肥満になりかねないので、調整が必要です。

授乳期の猫用のキャットフードは、「栄養バランスと栄養素・材料の質が良い」という特徴を持つものを選ぶべきです。
授乳期になると、子猫にも栄養を与えなければならないため、普段の倍にも及ぶ栄養が必要とされています。
そのため、親猫の健康はもちろん子猫の成長のことも考慮すると、しっかりと栄養バランスがとれていて、かつ栄養素・材料の質が良いものを選ぶのが最も重要となります。
安物を選んでしまうと、病死した動物の肉や添加物が多く含まれたものを食べさせてしまう可能性が高くなります。
なので、出費を増やしてでも安物は避けるべきです。
生まれてから数か月が経つと、赤ちゃん猫も人間と同じように少しずつ離乳食キャットフードを食べるようになります。
生まれて間もない子猫にはどのようなキャットフードを与えると良いのでしょうか。
こちらのサイトで詳しく紹介されています。