全年齢用キャットフード

ここ最近よく見かけるようになり、広く普及しだした全年齢用キャットフード。
成猫用キャットフード老猫用キャットフードと使い分けてきた方からすると、どこか怪しく感じるかもしれません。
今回は、全年齢用のキャットフードについてご紹介します。

その名の通り、最大の特徴は「愛猫が何歳であろうと問題なく与えられる」ということでしょう。
子猫用ならカロリーが多め、老猫用なら少なめ、成猫はその中間程度で、さらに老猫は結石になりやすいから栄養素を... なんていうように細かく分けられていましたが、全年齢用はそれらの世代別機能を無くならない程度に残し、一つに結集したものなのです。
つまり、子猫用特有のカロリーの高いという面が100%受け継がれているわけではないので、老猫がそれを口にしても特に問題がないというわけです。

メリットというと、「気に入ってくれれば一生涯変えずに済む」ということです。
愛猫が成長しキャットフードを変更するとなると、再びアレルギーにならないかどうか、味は愛猫に合うだろうかなどと試行錯誤する手間が生まれてしまいます。
しかし全年齢用なら、気に入ってさえくれればあとは完全に飽きて一切手を付けなくならない限りは一生変える必要が無いため、手間を省くことができます。

また、傾向としては「高品質のものが多い」という点が見受けられます。
高品質ということは、お世辞にも健康に良いとは言えない粗悪な肉の「4Dミート」に出くわす可能性が低いというわけです。
「4Dミート」についてはこちらのサイトをご覧ください。
【参考URL】
http://www.amppr.org/donations.html
ただ、絶対にないとは言い切れないので、念のためパッケージに記載された原材料名などを確認しておきましょう。
逆に言うと、高品質なものが多い=値段も高めというわけなので、お手ごろな価格を重要視している方からすると、少し出費面がイタイかもしれません。

デメリットとしては、先ほど「世代別機能が100%受け継がれてはいない」といいましたが、これはデメリットといえます。
というのも、世代ごとに密着して健康を考えているわけではないので、子猫なら子猫特有の健康問題への対処がしにくいということになるからです。
その点が不安な方は、普通に世代別のキャットフードを選んだほうが賢明でしょう。